はじめまして。
合同会社Well-being base代表のあきと申します。
私はこれまで、理学療法士として10年以上、病院や介護施設で働いてきました。
これまでの私の経験を少しご紹介したいと思います。
総合病院での経験
新卒で総合病院に理学療法士として入職し、がん末期の患者がおられました。
長年悩まれていた腰の痛みが原因で車いす生活を送られていましたが、たった一度の治療で痛みが軽減し、リハビリに取り組まれた結果、歩行器で歩けるようになって自宅退院となられました。
退院してから数か月後の1月下旬、ご家族から患者が亡くなられたと連絡を受けました。
そのときに「久しぶりに一緒に食卓を囲んで、最後のお正月を一緒に迎えられました」と、涙ながらに感謝の言葉をかけてくださいました。
病院で関節や筋力に着目してリハビリを行うことはもちろん大切なことです。しかし、自宅での生活が良くなることの方が価値があると私は感じ、それと同時に、在宅でこうやって医療の知識や少しの手助けで生活が劇的に改善する人が埋もれているのではないか?と思い、生活期で働こうと考えました。
介護保険分野での経験
そこで私は、総合病院から介護老人保健施設に転職しました。
しかし、現実には在宅で利用者の生活を改善しようというサービスは少なく、デイサービスも基本はお預かりサービス。
よくてマシンが置いてあり、マニュアルに沿って順番にマシンを使って運動するデイがあるくらいでした。
私は通所リハに勤務しており、そこではリハビリテーションマネジメントを推し進め、通所リハからの卒業、地域に繋げる役割を担っていました。
利用者は利用開始当初はネガティブで、運動や日常の活動に対して消極的だった方が、利用を続けていくうちに様々な活動に取り組んだり、他の利用者や職員と積極的にコミュニケーションを取り、どんどん元気になっていく様子を何度も経験しました。
元気になれば、通所リハ卒業となりますが、地域でリハビリを続けられる場所がなく、なかなか利用者の移行先が見つからず、苦労していました。
勤務地以外の近隣の市町村のデイサービスや地域でのリハビリの状況を調べてみても、似たような状況でした。
働いていた通所リハを超えるデイサービスを作りたい。
通所リハからデイサービスに移行してからさらに良くなるようなデイサービスを作りたい。
マッサージで「リハビリしてもらった」感を出すだけじゃなく、できなかったことができるようになり、表情が明るくなり、元気になって新しいことを始められるようなデイサービスを作りたい。
そして初めに紹介した患者のように、実は支援が必要だけど埋もれている人に対してもアプローチしていきたいと思い、誰もが気軽に入れるような事業所を作りたいと思いました。
社名の由来
社名はWell-being(良く生きる)とbase(基地、拠点)を組み合わせた社名としました。
Well-beingはとても幅広い概念で、ひと言で説明できる言葉ではありません。
人は必ず年を取るし、けがや病気もします。
しかし、身体的な健康が損なわれただけで”良く生きる”ことを諦めたくありません。
そこで、なにか困ったときにふらっと相談できたり「ここにいけばなにかわかるかも」という場所を創りたいと思い、この社名にしました。
私はこれまで、理学療法士として総合病院や介護老人保健施設、訪問看護ステーションで働いてきました。
そこでの経験で培った理学療法士としての知識を活かし、少しでも地域の健康、Well-beingに貢献したいと思い、合同会社Well-being baseを創業しました。