理学療法士がデイサービスで働くということ

今日は少し私が考えていることを記事にしたいと思います。

私はもともと理学療法士として病院や介護施設で働いてきました。
そして昨年、デイサービスを立ち上げて、現在は経営者・管理者・生活相談員として働いています。

私が介護保険分野で起業したのには理由があります。
この記事では少しその理由についてまとめていきます。

介護保険分野での理学療法士の存在

現在、理学療法士の主な働き場は医療機関です。
理学療法士協会の会員のうち、約67%は医療機関に所属しています。

では介護保険分野で働く理学療法士はどれくらいいるのでしょうか?

介護保険分野での理学療法士の数

日本理学療法士協会の情報では、老人福祉施設で働く理学療法士(協会会員)は17,361人となっています。
これは全体の約20%の人数となっています。

私が働いている地域では、たしかに介護保険分野での理学療法士の数は少ないイメージがあります。
デイサービスに限ると、まだまだ理学療法士が在籍していないデイサービスの方が多い状況です。

介護保険分野で理学療法士に何ができる?

医療機関で働いておられる理学療法士からすると、介護保険分野で働くイメージがあまり湧かないかもしれません。
ここでは私が考えている
「理学療法士が介護保険分野で活躍できること」
について解説していきたいと思います。

「リハビリ」という言葉を聞いたときに頭に浮かぶイメージは

こんなイメージが強いんじゃないでしょうか?

理学療法士が利用者様の身体に触り、関節を動かしたりマッサージしたり…
そんなイメージが強いと思います。
理学療法士による徒手的なアプローチは重要なことだと思います。
しかし、介護保険分野では、病院と違って毎日利用者様に直接アプローチすることはほとんどできません。
個別の時間が確保できたとしても、一日20分程度になってしまうことがほとんどです。

でも私は理学療法士にはできることがもっとたくさんある!
と思っています。

理学療法士に何ができる?

理学療法士は他の職種の人たちが持っていないたくさんの知識を持っています。

例えば

  • 解剖学
  • 生理学
  • 運動学
  • 疾患の知識
  • 福祉用具に関する知識

等など…
他にももっとあるかもしれません。
それらの知識を活かして活躍する余地が十分あると思っています。

その知識の活かし方というのは、なにもご利用者様と1対1で身体に触れる関わり方だけではありません。

例えば

  • ご利用者様からの痛みの訴えに対して受診のアドバイス
  • 自主トレのアドバイス
  • 疾患の予後予測による関係者への助言、先回りしたサービスの検討
  • 住環境や歩行補助具の選定・助言
  • ご利用者様の目標に合わせたサービス調整の助言

等など…

実は理学療法士には、ご利用者様の「身体に触れる」以外にもできることがたくさんあるんです!

理学療法士が活躍する場を作りたい!

「リハ前置」という言葉があります。
ざっくりいうと、
「介護サービスを計画するときにお世話をするサービスではなく、自立支援を促すリハビリに取り組むことを前提としてサービスを計画しましょう」
ということです。

私は今、デイサービスで生活相談員として勤務しています。
事業所の窓口のような役割です。
そして作業療法士がメインとなって通所介護計画を作成しています。

このような体制は、この「リハ前置」という考え方にピッタリだと思っています。

ご利用の問い合わせがあったときに
「どんな介護が必要か?」と考えるよりも先に「どんなリハビリをしたらどんな予後になるか?」
を考えます。
ご利用者様の評価をしたときに
「何ができなくてどんな支援が必要か?」と考えるよりも「どこに課題があって、どのように解決したら目標が達成できるか?」
を考えます。

これは理学療法士や作業療法士からすると自然な思考回路だと思います。
しかしこれは多くの場合、理学療法士や作業療法士だからこそ!の思考回路でもあると思っています。

介護保険制度は、自立支援のための制度として始まりました。
自立支援にリハビリの専門職である理学療法士や作業療法士の視点は欠かせません。

ここに介護保険分野で理学療法士が活躍する場があると思っています!

もっと理学療法士が活躍する場を拡げたい

私は理学療法士の働き方にはまだまだ可能性があると思っています。
私たちのデイサービスには理学療法士のほかに作業療法士、看護師、介護福祉士も在籍しており、多職種で連携してご利用者様の生活を支援しています。
多職種の色々な視点からひとりのご利用者様のことを考えて意見を出し合うことはとても楽しいです!

デイサービスベーススタジオ大津稲津では、このような働き方をベースとした理学療法士を募集しています。

施設見学やお問い合わせはいつでも受け付けていますので、まずは見学だけでもお気軽にお越しください!

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ぜひご連絡お待ちしています!

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